社会医療法人 財団 中村病院

社会医療法人 財団 中村病院 基本理念
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中村病院について

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 社会医療法人 財団 中村病院は、昭和12年7月南条郡武生町橘90(現 越前市天王町)に、外科、内科、産婦人科、理学診療科を備えた中村病院として、中村覚部により開設されました。
 第二次世界大戦の終結、昭和23年の福井大震災下の貧困と混乱の時期に、創生期の中村病院は医療の最前線基地としての使命を果たすべく、人材の確保、医療機器の設備に最大限の努力がなされ、その使命を果たし成長いたしました。県内最初に導入された深部治療装置などはその好例かもしれません。
 時は移り、昭和40年代には高度経済成長の下、税収の増加は、いわゆる公的医療機関の目覚ましい充実につながり、私的医療機関との格差は歴然としてくるようになりました。
 武生には公的病院が存在しないため、地域医療に更なる貢献をするべく、昭和45年に本館が完成いたしました。新築された病院は機械化、集中化された機能を有するICU4床、300㎡の広さを持つリハビリテーション室など当時の最先端設備を有しており、昭和47年に発生した北陸トンネル内列車事故の際には、この設備が十二分に威力を発揮致しました。
 昭和50年代後半になると、高齢化社会の到来による疾病構造の変化から、国家は徐々に医療費抑制政策の強化に舵を取り始めました。しかし私達は、開院時の志と医療の原点に基づいて、この逆境化にも人材の確保及び施設の設備、充実を図り続けておりますが、更なる公益性と信頼性の向上を図り、平成10年12月に財団医療法人に、また令和2年4月に社会医療法人へと改組いたしました。
 耐震化による増改築工事を経て、自然にあふれ、伝統と歴史あるこの地域の中で、医療の理想を追求、実践し、病める人々に信頼され、安心して医療をうけて頂ける医療機関たるべく、更に努力精進いたします。